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2017年07月20日

手筒花火の準備 その5 (例大祭 前夜)

前回からのつづきです。(

いよいよ明日21日(金)から 『 豊川進雄神社 』 の例大祭が、23日(日)まで執り行われます。(
きょうは手筒花火の準備の最終日… 煙火製造所へ手筒の火薬を込めに行ってまいりました。

人里離れた奥地にひっそりとたたずむ 『 久世煙火製造所 』 さんで作業を行います。




まずが、鏡の部分(火の噴出口)に赤土を詰め、鏡が割れないよう養生します。





手筒を逆さまにして、最初に泥鏡を入れます。
つぎに火薬と鉄粉を焼酎で掛け合わせたものを丁寧にねり合せ、
それを竹筒のなかへ詰め込めてゆきます。

弱い火薬、そして強い火薬を順に込めていきます。
火薬を込め終わったら、手筒花火をあげ終わる際に、爆音を上げ大きく爆ぜさせるために、
ハネ粉を入れます。(今回ちょっと多めに入れてみました)

最後に新聞紙をつめて赤土を入れてやり、火薬込みの準備はとりあえず終了です。
あす噴出口の穴をあけてあげます。





作業終了後は、ほてった体を冷やすためにコチラでクールダウン。









  


2017年07月19日

手筒花火の準備 その4

前回からのつづきです。 (


大筒はもうひと巻したいところですが、縄巻はこれで終了しました。




その後は竹の内側のフシを取り除き、火薬を詰めた際に空間が出来ないよう
丁寧にバリ取りです。 さらにはヤスリで研いてやります。





作業手順は前後しますが、
私は男子であるのにも関わらず、取っ手を三つ編みにしてみました。(^o^)v




さて明日は、いよいよ火薬をつめに煙火所へ出向きます。  



つづく
  


2017年07月18日

手筒花火の準備 その3

前回からのつづきです。 → 

火であぶって油抜きを行った後は、縄巻です。

まず竹の上にはコメ袋を巻ます。
そして南京袋を巻き、その上から麻ひもでボンレスハムのように巻いてゆきます。




南京袋 = ドンゴロス袋 の中でも珈琲の生豆が入っているモノは絵柄がとても良いですね。
以前、 ドンゴロス袋をつかったトートバッグを作っていただいたこともありました。





このような感じでボンレスハムな状態にしてゆきます (笑)




同町内の若き戦士たちにお手伝いしてもらっています。






こういったものは、なんでも量稽古に世界ですね。





 まだもう少しつづきます m( _ _ )m
  


2017年07月17日

手筒花火の準備 その2

昨日の16日は青年会所の会所開きでした。 当地の祭りは東西に分かれる花火祭りです。
我ら「豊川一区」の会所は青年会所から二軒向こうに21日の金曜日に開きます。





さて、前回からのつづきです ( ) 。

竹を取った後は、「油抜き」といって竹の水分を抜き、竹の強度を増してあげます。
中に入れる火薬を湿らさないという役目もあります。

ところ違えば、この「油抜き」の方法も様々で当地では火で炙る方法を用います。
竹がはぜないようにまずは中のフシに穴をあけます。




そして火の中へ投入します。
水分が滴ってくるのがよくわかります。




ほど良い褐色の色に近づいてきたら、油抜きは完了です。




つづく…

  


2017年07月16日

手筒花火の準備 その1

ことしの夏は、カラダが暑さに慣れることなく一気に暑くなってしまいまいましたね。
暑中お見舞い申し上げます。

さて、今月21日(金)から23日(日)まで 「 豊川進雄神社 ( トヨカワ スサノオ ジンジャ ) 」 の例大祭です。


本年度も昨年にひき続き、町の区長役を仰せつかっていますので、お祭りどきはおお忙しです。

「豊川進雄神社」では、初日は町内ごとのカラクリ花火と手筒花火の奉納があります。
二日目は、手筒花火とめずらしい綱火が繰り広げられます。

手筒花火は自分たちで製作するのが常ですので、まずは竹取りからはじめていきます。
新城市の八名井地区で竹を取得します。(もちろん事前に地主さんから許可を得ています)



この中から手筒に適した竹を選んでいきます。できるだけ真円に近いものが良いです。




この日の天気予報は雨模様でしたが、見事にハズレてくれて大変助かりました。
とりあえず、この日は竹取りの作業だけで終了。

帰ったあとの楽しみは、かき氷…
暑さを吹き飛ばしてくれるおいしさです。





つづきは翌日に…