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2013年07月26日

匠の家



昨日はどすごいブロガーのととさんが棟梁を務める長楽 加藤建築さんの建前三日目のようすを
拝見するため現場へお邪魔しました。

一般庶民の感覚としては、建前 = 「餅投げ」を想像するのですが、どうやらそうではなく、
23日の大安から建前一日目がはじまり、餅投げが終了するまでの期間が建前というのだそうです。




業界の方であれば分かるそうですが、建前時に 「 入母屋 」 の屋根場が造られることは、
大変めずらしく、ここに匠の技が隠されているそうです。

言ってみれば、大工の腕の見せどころ…




「入母屋ってなんでしょうか?」と棟梁に尋ねると、近所の入母屋がある家を教えてくれました。
下の写真の中央の屋根場が入母屋というそうです。




資材置き場には木の皮が置かれていました。
これは屋根瓦の下部分に入るそうで、ここにも棟梁のこだわりが見て取れます。




20cmの釘・・・(一本いただいてきました)
下記のように打ち込まれるそうです。 これなら絶対に抜けるようなことはありませんね。




このような立派な石が使われるなどは、純 和風建築の極みですね。





木の入り組む様がすごいです。 また、墨入れが貫禄をつけていますね。












大黒柱が屋根まで高々と伸びています。 そして女大黒がそのすぐ隣りに見えていました。




屋根板の上に、先ほどの木の皮を乗せていくのでしょうか・・・





ふと感じたことが、この周辺を見渡すと様々な様式の家が立ち並んでいます。
ある意味、ここへ来れば様々な家が見られ、まさにモデルハウス展示場のよう。






そして、夕方にはみなさんお待ちかねの「餅投げ」が行われます。




施主さんと棟梁が屋根に上がってご祈祷されています。





そして、餅投げ開始・・・








建前が無事に終了し、棟梁も 「 ホッと 」 していることでしょう。


 
 
撮影に夢中で何も拾えず…( T_T)
なにはともあれ、三日間の建前が無事に終わってなによりです。

このたびはたいへん素晴らしいものを見せていただきました。
とても感動いたしました。ありがとうございました!


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Posted by EMG at 09:00感銘・感動