保険販促委員会 Ver.どすごいブログ › 保険の話 › 「自分のがんは癌ではなかった」
2012年03月03日
「自分のがんは癌ではなかった」
最近、保険絡みの記事が頻度を増していますね。
やはり一般的には知られていない分かりづらり保険のカラクリは、お伝えせねばと思っております。
どすごいブロガーの nmaruGT さん は昨年、自らが患った直腸癌の闘病日記を書かれていました。
彼のブログには、健康診断からの至った経緯がこと細かに記されています。
そして手術も無事成功。心配された後遺症もほとんどなく、年末には社会復帰をされました。
本当によかったなと。。。
こういった事例は普段なかなか見聞きする機会はないと思われますので、今後のみなさまの生き方の
ためにも貴重な情報であるため、興味を持たれれば一読されることをお勧めします。
さて、その記事の中で 「 私のガンはガンではない! 」 という衝撃的なタイトルを題された記事が
保険を扱う者として、たいへん印象に残っています。
当時そちらで少しばかりコメントを残しましたが、案外、保険の盲点となっている部分ですので、
ご本人の承諾のもと、当ブログでも取り上げたいと思います。
この「私のガンはガンではない!」を題する記事内容は、簡単に申すと nmaruGT さん が
加入されていた「がん保険」において、がん診断給付金が対象にならなかったといういうお話です。
“ がん保険に加入しているのに、診断金が下りてこないとは、いったいどういうこと? ”
と不思議に思われることでしょう。
がん保険に付帯する「がん診断給付金」とは、がんと診断された時、すぐに一時金として支払われるお金です。
これが言わば、がん保険のかなめでウリの部分です。
それが下りてこなかった・・・
「保険会社というところは、支払う時になってこんなことを言うとは、まったく けしからんっ!」
と思われるかもしれませんね。
実は、アメリカと日本では医学的見解に相違があるということが要因です。
「上皮内がん」とは粘膜皮質に生じるもので、文字通りの日本では「がん」と認定されます。
しかしアメリカでは「がん」とみなしていないのです。
なので、アメリカ発の外資系がん保険は、上皮内がんは「対象外」となっていたのです。
でもこれは少し前のタイプの保険。
日本の保険会社では上皮内がんは対象としているため、その後、外資系保険会社も対象とするところが
ほとんどになってきました。(オプションで設定するところも有り)
・ 下図はnmaruGTさんから拝借しました

残念ながら、 nmaruGT さん の保険は少し前の保険だったため、このような結果になってしまいました。
一時金である「がん診断給付金」は対象外となってしまいまいましたが、入院給付金のほうは臨機応変に
対応してくれたようで、その点は良かったではないでしょうか。(保険会社も鬼じゃないなと思いました(笑))
一般に大手企業にお勤めの場合、会社関連企業が保険代理店を営むケースが多くありますので、
拡販の一環で、外資系がん保険に加入された方が多いのではないでしょうか・・
そのようなケースで加入された場合、ほとんどの方は「会社が言ってきているから」と、保険内容は
さほど気にせず、すんなりと加入してしまうのが常だろうなと、容易に推測できてしまいます。
やはりそこが盲点ではないかと。。。 nmaruGTさんは、そんな教訓を残してくれています。
失敗学の観点からは、貴重な教訓を活かすべく、大いに活用すべきだと考えます。
それから、「なって初めて勉強しているのは少し遅いので、このあたりを記事にして多くの方の備えにしてあげたいものですね。」とは、nmaruGT さん の見識でもあります。
今度は、医療保険・入院保険のからくりについて記事にしたいと考えております。
Posted by EMG at 10:01
│保険の話
この記事へのコメント
私は昨年6月に初期の乳がんの手術をしました。
県民共済しか加入していなかったので、保険に
入っていなかった事、今更ながら後悔しました。
がんの検査&治療は、かなりの金額がかかります。
友人、知人に保険だけは入っておいた方が
良いよと言っていましたが、外資系だと癌でも
おりないって事もあるんですね。。。
ありがとうございました
県民共済しか加入していなかったので、保険に
入っていなかった事、今更ながら後悔しました。
がんの検査&治療は、かなりの金額がかかります。
友人、知人に保険だけは入っておいた方が
良いよと言っていましたが、外資系だと癌でも
おりないって事もあるんですね。。。
ありがとうございました
Posted by かしす
at 2012年03月04日 10:12

>かしす さま
コメントありがとうございます。
ご返事が遅くなってしまい申し訳ございません。
そのようなお辛い経験をされたのですね。
心中お察しいたします。
最近では、がんの患者会になるものに出席したりと、病に関する知識と知恵を集積していきたいと考えています。
がん予防に関することも今後は取り上げていきたいなと。
保険は、出ない事柄をしっかり把握しておくほうが良さそうです。
コメントありがとうございます。
ご返事が遅くなってしまい申し訳ございません。
そのようなお辛い経験をされたのですね。
心中お察しいたします。
最近では、がんの患者会になるものに出席したりと、病に関する知識と知恵を集積していきたいと考えています。
がん予防に関することも今後は取り上げていきたいなと。
保険は、出ない事柄をしっかり把握しておくほうが良さそうです。
Posted by EMG
at 2012年03月08日 22:05
